有名なNPO団体って日本にはどんなのがあるの?

世界的に見ると日本はNPOの分野で遅れていると言われていますが、日本にも多くのNPO団体が存在します。
テレビなどで取り上げられるような有名なものから、メディアにはあまり登場しないものまで種類・規模もさまざまです。
ここでは日本国内に拠点を置いた、有名なNPO団体を3つ紹介します。

自立生活サポートセンター・もやい

経済的な問題や連帯保証人が見つからないなどを理由にアパート契約ができず、苦しい生活を余儀なくされている人々がたくさんいます。
そのような人々がアパートで新生活を始める際の支援を行うNPO団体です。
「もやい」は、路上生活はもちろんのこと「公園」「施設」「病院」などで生活を送るなど、孤立的な立場のことを広義で「ホームレス状況」と定義しています。
「もやい」はそのような人々がアパートに入居する際の連帯保証人を引き受けます。

そして同じ問題を抱えた人々同士に交流する機会を与えることで、人間関係が希薄な孤立状態から脱却し、自立した生活を送られるようにすることが「もやい」の大きな目的です。
ときには専門家の協力を得て困ったときにお互いに助けられる人間関係を築くことを目指しています。

『自立生活サポートセンター・もやい』公式HP
http://www.npomoyai.or.jp/

POSSE

「ワーキングプア」「格差問題」「ブラック企業」など、若者の労働状況に関する好ましくない言葉が昨今よく聞かれます。

そのような状況を若者自身の手で打破すべくPOSSE(ポッセ)は立ち上げられました。
労働法を学ぶ学生を中心に、労働相談活動や都内3000人アンケートの実施などをきっかけに2006年に発足しました。
2009年から労働法教育事業を立ち上げ、労働法の知識が広く認知されることを目指しています。

労働法を知らないことを理由に違法労働を強いられる若者を減らすため、高校の教員が使用することを目的とした教材等を作成し無料で配布しています。要望があれば出張授業なども行っています。
ブラック企業対策プロジェクトに参画したり、ブラック企業被害弁護団と情報を共有したりと他団体との連携を行っています。
仙台POSSE、京都POSSEも設立し、地方への拡大にも力を入れているNPO法人です。

『POSSE』公式HP
http://www.npoposse.jp/index.html

難民支援協会

難民支援協会

日本にいて難民問題と聞いても、どこか別世界の話であるように思われがちです。
しかし、実は毎年何千人もの人々が迫害などを理由に日本に難民認定を申請しています。
そんな難民の支援をしているのが、NPO法人難民支援協会です。

命からがら日本へ逃げてきた難民の人々にとって複雑な手続きを踏み多くの書類を書き上げ提出するのは非常に困難です。
極度の不安の中、そのプロセスを踏むのはかなり精神をすり減らすことでしょう。難民支援協会は、そのような難民のために専門的なスタッフによる個別相談を行います。

また日本に住居のない難民申請者に対し、収容という形ではなく「コミュニティ」「シェルター(一時避難所)」などを提供しています。
健康保険に入れない難民の多くが、病気にかかっても病院へ行きません。そのために無料低額診療を行うなどの、医療支援などにも力を入れ、身体的にも精神的も健康に暮らせるよう努力しています。
「難民のため」によりよい支援を行い、また同時に「難民とともに」生活できる社会を実現することを目的としたNPO団体です。

『難民支援協会』公式HP
https://www.refugee.or.jp/

日本国内には有名無名を問わずまだまだ数多くのNPO団体が存在します。
世界的な規模の問題に取り組んでいるものから、身近な問題の解決を目指しているものまで内容もさまざまです。

NPOヒロバ」というサイトで日本のNPO団体を検索することができます。
興味がある方は一度検索してみてはいかがでしょう。

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